レオパレス21の各建築違反問題について、2019年2月7日のレオパレス21発表によるプレスリリースによると「一般社員に第三者の一級建築士に同行してもらい全力で既存建物の調査を行っている」その後、「社内判定の後に第三者の資格保有者である1級建築士にそれを見て再判定してもらう。との事ですが、本当にこのような手順で調査が行われているのでしょうか?巷では、レオパレス21の一般社員が小屋裏等をスコープ等で撮影を行い、その画像を見て第三者の一級建築士に判定してもらっているというような事も言われています。

本当にこのような事は起きていないのでしょうか?

本来このような問題が起きているのだから建築士法第21条に定められている(その他の業務)業務を履行できる第三者の建築士に直接現地を確認してもらい、客観性のある判断を下すことが基本なのではないでしょうか?

少し前に経営責任者が「施工会社の理解不足だった」と云うような責任転嫁をしておりましたが、巷の話が事実であればまたもや誰かへの責任転嫁が起きてくるのではないでしょうか?

ポイントは第三者性です。レオパレス21側が手配した一級建築士となると、第三者性は担保されません。レオパレス21のオーナー側が手配(依頼)した一級建築士でないと第三者性が担保されないということです。

最初からレオパレス21と利害関係のない公平・公正な第三者の一級建築士に今回の一連の調査を依頼して、その結果を出すことが不信感に堕ちいっている建物のオーナー様に信頼して頂ける近道ではないでしょうか。

 

 

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日本住宅性能検査協会